3-4絹本著色欣浄縁図

3-4

   

                 絹本著色欣浄縁図

 

昭和43・12・2市指定 絵画

縦104.9㎝ 横51.4㎝

 

 欣浄縁とは観経の中で、印度の韋提(いだい)()夫人が、釈迦の教えによって、浄土の阿弥陀仏を信ずるに至った因縁を説いた一節の名で、本図はこれを表わした絵図である。

 この図の下部は、日蓮、阿難の両尊者を従えた釈迦が韋提希夫人に説法をしているところで、上方は韋提希夫人が悟るに至った極楽世界の阿弥陀仏を描いたものである。

 室町時代のもので、筆者は明らかでない。