3-45胎内仏

                                       勢至菩薩(胎内仏)

       観音菩薩(胎内仏)


3-45胎内仏

 

          木造観音菩薩・勢至菩薩立像(胎内仏)

 

平成23・10・21市指定 彫刻

観音菩薩(胎内仏) 寄木造 像高55.4㎝

勢至菩薩(胎内仏) 寄木造 像高54.9㎝

 

 木造観音菩薩・勢至菩薩は、元々曼陀羅堂内の曼陀羅の脇侍の仏像で、像の傷みが進み平成20年、修理のため専門的調査を行ったところ、それぞれの像内に胎内仏が納められていることが判明した。

 胎内仏は虫食いの害、焼損の痕が一切なく、良好な状態発見された。室町時代の作と推定され、曼陀羅寺の草創の歴史に関係するのではないかとも言われている貴重な仏像である。

  作者は院派の仏師といわれているが、作者名は明らかでない。