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木造観音菩薩・勢至菩薩立像(鞘仏)
平成23・10・21市指定
彫刻
観音菩薩(鞘仏) 寄木造 像高107.3㎝
勢至菩薩(鞘仏) 寄木造 像高107.0㎝
木造観音菩薩・勢至菩薩は、元々曼陀羅堂内の曼陀羅の脇侍の仏像で、像の傷みが進み平成20年、修理のため専門的調査を行ったところ、それぞれの像内に胎内仏が納められていることが判明した。この結果、胎内仏を蔵する観音菩薩・勢至菩薩は鞘仏と呼ばれることとなった。鞘仏は両像とも腹部が膨らんでいること、内部が丁寧に削られていることから、当初から胎内仏を納めるために造られたものである。江戸時代初期の作であるが作者名は明らかでない。