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む く
昭和55.8.11市指定 天然記念物
樹高 13m 目通り4.20㎡ 根廻り8.50m
枝張り 東西18m 南北14m
にれ科に属する落葉喬木である。葉は有柄で互生し、卵形又は披針形で先はとがる。
雌雄同株で雄花は新枝の基部につき、雌花は新枝の葉腋に一、二個つく。核果は黒色に熟し肉は甘く、子供が食する。
曼陀羅寺のむくは三本あって二本は中門前の参道の両脇に、一本は正堂の左前に生えている。どれも根廻りは太く、幹の片側が裂け中心が朽ちている。地上8mほどで幹から大枝が分かれている。老木となり樹勢は下り坂で、指定以後作を設け保護につとめている。
また、むくの木は、法然上人誕生の時、瑞祥が出現した木として伝承されている。